神戸市長選挙についてのメモ

田畑裕哉 on 2013/10/28

最近、政治的な批評が多いように思いますが、
神戸市長選についてのメモを、ここに。

副市長→市長という構図がずっと続く神戸市は、
安定的に発展してきました。
変わらないことがそんなに悪いことでしょうか?

少なくとも、

フリーマガジンの広告と称して、
編集長名をそのマガジン名よりもデカデカと載せた
「選挙事前ポスター」を平気で市営地下鉄車内に中吊り。
自身の影響力のあるKiss-FMとTSUTAYAに手を組ませ、
選挙に行ったら旧作CD1枚無料キャンペーン。
広島県広報監になったのは湯崎知事と旧知の仲であるからであって、
京都府参与にしても
自身のブログに「京都府参与の樫野でした(笑)。」
と書くぐらいのノリで特別職をしている。

こういう公職気取りの会社のお偉いさんは、
市長には向きません。

プロデューサー的要素の強い人は、
世の中に自分の作品を残したがる。
自分も多少そういうところがあるから、
気を付けているのです。
しかも、商業的要素が強ければ、なおさら影響力を求めたがるし、
影響力は商業的要素に比例するとも言える。
そのためには、スポンサー企業の募集に奔走し、
元手を確保しなければならない。

しかし、ひとつ、もっと手っ取り早い方法がある。
市民が定期的に納めてくれる税金を利用する権利を得ることで、
元手を確保する方法。
市長になって議会に通せばよいし、
阿久根で有名になった専決処分だってできる。ある程度なら。
しかも市長であれば150万市民に自分の実績を説明する義務を負う。
これはすなわち、
150万もの市民に自分の作品を強制的に鑑賞してもらい、
影響を与えるということ。

都市プロモーションとして「ポートピア2018」を考えているらしいが、
地方博なんていうのは「アーバンリゾートフェア」があったバブル期の政策であって、
外需を取り込めるオリンピックと、
国内にしかマーケットがない地方博との違いなんか、
ちょっと普通に生活している人ならわかるはず。

彼の政策は制作案でしかなく、市長とはそういう仕事ではない。
現に生活している人がどういうふうに便利に、
そして
生活しやすい街だと思えるようになるのか。
そして、
そのやり方が合理的か…などなど、
もっと泥臭いというか、
細かい政策が並んでもいいと思うのだけれども。

必要性のない作品作りに、市民が巻き込まれるのはかわいそう。
神戸市民が賢明な判断によって、
新市長が生まれたであろうことを願いつつ、
ニュース速報を待っています。

不愉快だと思われる方がいらっしゃいましたら、今さらながらご容赦ください。

これからも、いい街であってほしいだけなのです。

facebookにこう書いた数時間後、新市長が決まりました。
やはり神戸市民は元・副市長を市長に選びました。
「政策」を考える市長で良かったと、安心しました。


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