福田首相の辞任

田畑裕哉 on 2008/09/02

福田首相が辞任した。
最後まで「したたか」だったと思う。

それはなぜか。
なぜ今辞めるのか。

答えはただ一つ。
民主党を潰すためだろう。
もっと言えば、
あれだけ嫌がらせを受けてきた小沢民主党代表に、
いよいよ、しかし非常にタイムリーに
仕返しをするのだ。

「小沢の注目度を一気に下げる」
小沢中心の民主党から国民の関心を反らす作戦だ。

いま、民主党は
今度の代表選で、小沢氏を無投票当選とする形で
挙党態勢がつくられた。
21日、民主党代表選挙開票日、
難無く小沢氏の当選が決まる。

小沢一郎を前面に押し出し、
一気に政権交代を進めるつもりだ。

そのつもりだった。

しかし、
福田首相辞任で、
この無投票が間違いなく裏目に出ることになるだろう。

自民党が勝つためには、
新総裁選を21日に持ってくる。
そして、
麻生氏が当選すると予想されつつも、
反麻生派との一騎打ちをする必要がある。
その準備は古賀、山崎、加藤氏が行う。

麻生人気により、
麻生氏が勝つか負けるかの総裁選に、
国民の関心を集めるのだ。
そして、反麻生派を悪役に仕立て、
麻生人気を一層煽るのである。

ここまでシナリオが組み上がっていれば、
今日の首相辞任は100点。

民主党は解散総選挙!と喜んでいるようだが、
改革クラブのように足元から崩れるだけでなく、
自民党が自民党自身の人気復活によって
もとの強大な勢力に立ち直ろうとしていることに
まだ気付いていない。

政権交代しか考えず
代表選を理由に国民生活に直結した内容を議論する
党首討論を拒否してきた民主党。

いま、じわじわと、
その歯車が狂い始めている。


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