音が汚いとき、ちゃんと音が鳴らないとき

きれいな音が出ないとき、
つまり、弦を鳴らすことができていないときの原因は、つぎの2つに大別されます。

音がゴリゴリしている場合には右手・右腕に力が入りすぎていて、
音がヒュルヒュルしている場合には弓がスリップしているということです。

■ゴリゴリの解消法

力が入りすぎているので、
無理にでももっと長く弓(全弓)を使うようにします。
そうすることで、弓と弦との接点のある一点あたりにかかる力を
相対的に減らすことができます。
そして、速く弓を動かします。
力を入れて速く動かすのは難しいので、力が抜けてきます。
というか、力を抜かざるを得ない状況をつくります。
この状況に慣れることによって、ゴリゴリを解消できるはずです。

■ヒュルヒュルの解消法

弓のスリップを解消しなければなりません。
弓と弦との交点での交わる角度が垂直でない場合に、
スリップが起こりやすくなります。
このとき、ダウンボウでもアップボウでも、
左手人差し指にもう少し体重を乗せる必要があります。
ダウンボウのときに特に、小指に体重を載せて…という教えがありますが、
人差し指の体重をゼロにして良いわけではありません。
せいぜい、ダウンボウでも人差し指:小指=50:50くらいだと考えています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です